あなたは医療保険に入っていますか?
もちろん入っていますよ!
では、何のために入っていますか?
当然、もしもの時のために決まっているじゃないですか
ではそのもしもの時、だいたいどれくらいのお金がかかるか知ってます?
え??
これはあまり分かっていない人の方が多いんではないでしょうか
この「もしもの時」にいくら必要でどんな国の保障・制度があるのか知ることができれば、私が医療保険を解約した理由が説明できます
「もしもの時」のお金はいくら必要?
「もしもの時」って怪我や病気による入院ですよね?
入院となると、お金がかかるイメージしかありませんよね
さらに医療保険に入っていないなんて尚更心配でたまらなくなる気持ちもわかります
入院時の医療費が高額だったらどうするの?
安心してください
高額療養費制度を利用することができます
高額療養費制度とは
- 健康保険加入者(国保、社保など)が高額な医療費を支払った時に高額医療費で払い戻しが受けられる制度です
- 自己負担限度額を超えた分が後で払い戻しされます
高額療養費は標準報酬月額によって自己負担限度額が決まっています
協会けんぽ 標準報酬月額
自己負担限度額(70歳未満)
区分ア 標準報酬月額83万円以上
252,600円+(総医療費-84,2000円)×1%
区分イ 標準報酬月額53万円〜79万円
167,400円+(総医療費-558,000円)×1%
区分ウ 標準報酬月額28万〜50万円
80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
区分エ 標準報酬月額26万円以下
57,600円
区分オ 低所得者(被保険者が市区町村民税の非課税者等)
34,500円
出典:協会けんぽ 高額な医療費を支払ったとき(高額療養費)
総医療費(保険適用される診察費用の総額)が仮に300万円だとした場合の自己負担はそれぞれ
区分ア 274,180円
区分イ 191,820円
区分ウ 107,430円
区分エ、オは上記のとおり
計算するとこの金額になります
入院に関する数字
実際に入院した場合、どんな感じなのかわからないですよね
なので入院に関するいろんな数字を見てみましょう
過去5年間に入院経験がある 13.7%
直近の入院日数の平均 15.7日
直近の入院時自己負担額の平均 208,000円(過去5年間に入院し、自己負担費用を支払った人 ※高額療養費制度を利用した人+利用しなかった人)
入院時の逸失収入があった 21.6% (逸失収入の平均 320,000円)
あくまでもこれは平均ですが、この金額を自己資金で賄うことができれば医療保険に加入する必要はないという理屈になりますよね
そうかもしれないけど、自己負担が20万円以上っていうのはキツい…
入院時の自己負担額の平均の内訳は高額療養費の限度額とそれに含まれないものを合わせたものということなので安心してください!
この自己負担額は何で賄えばいいのかというと、それは貯金です
常に生活費の半年分をもしもの時に備えて貯金しておけば対応できます
「生活防衛資金」という言い方をよくしますね
いやいや、だからそのお金がないんだって!
そんなお金ない!という人はそのお金を貯めてください
そもそも貯めるお金がないという人は固定費を減らしてください
そうすれば貯金できますから!
参考までに私が実際に固定費削減した記事を載せておきます
【一人暮らし】3つの固定費を見直して月5万円以上節約できた!
医療保険を解約してもいい理由
みなさん毎月保険料をどれくらい支払っているでしょうか?
生命保険文化センターの平成30年度の調査によると1世帯が毎月支払う保険料(生命保険、医療保険、個人年金保険など全て)の平均は約32,000円だそうです
年間にすると38,400円
結構な額ですね…
仮にそのうち2万円を1年間貯めたら入院時の自己負担額を賄えちゃう計算になりますよね笑
先ほど、貯めるお金がないと言っていた人でもこれで貯金できます
では、実際に毎月何万円も支払ってちゃんと元は取れたのか?
生命保険の充当割合
100%保険で賄えた人は40.1%
もしもの時にしっかり補償して欲しいのに約60%の人は自己負担があるんですね
こんなはずではなかった感が否めない…
保険会社が思った通り支給してくれなかったなんて話はよく耳にしますし
私なら、それだったら最初から自分で用意しておいた方がいいと考えます
そうは言っても病気・ケガが長引いたら?
傷病手当金が受け取れます
働けなくなってしまっても国が救済してくれます(国保にはこの制度がないのでここは保険でカバーするというのもアリかも)
会社員や公務員などが、病気などで働けなくなったときに、生活を支えてくれる制度です
休職している間、1日につき給料(日額)の3分の2にあたる額を保障されます
最長で1年6カ月間支給されます
出典:協会けんぽ 病気やケガで会社を休んだとき
年金加入者で一定の条件であるならば障害年金を受給することもできます
出典:日本年金機構 障害年金
最後の砦として生活保護もあります
ここまで守られているのならわざわざ医療保険に入る必要性をやっぱり感じません
なるほど、国から手厚い補償を受けられるんですね〜
まとめ
健康保険に加入して年金を納めている人にとってはわざわざ医療保険に入らなくとも既に手厚い保障が付いているんですね
私は以前生命保険、医療保険に月々26,000円も掛けていました
年間にすると321,000円です
今ではこれを投資に回すことができています
個人年金保険も掛けていたので解約しました
返戻金をそのまま生活防衛資金にすることができたので「もしもの時」に備えています
分かりました!
生活防衛資金がない人はまず固定費を見直して貯金をすればいいんですね!
そのとおり!
会社員、公務員なら生活費の半年分貯めれば問題ないと思います
生活防衛資金が貯まるまで不安な人は安い掛け捨ての保険に入るのも選択肢としてアリです
そして貯まったら即解約!
終身保険や貯蓄型の保険はおすすめできませんから注意しましょう
必要以上の保障にお金をかけるのコスパ悪いですからね
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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