【ジオン注射】いぼ痔の手術してきました

人生経験
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長年患っていたいぼ痔の手術をしてきたので、その体験を書いていきます

痔にも色々な種類がありますが、私の場合は内痔核と言い、肛門の中にできるいわゆるいぼ痔でした
排便時に中のいぼ痔が外に飛び出してきたり、日常生活でも踏ん張るような時に出てきていました
その度に自分で中に押し戻すという感じです

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手術費用

まずはお金の話をしましょう
1泊2日で3食付き個室で合計41,570円でした
これを安いと思うか、高いと思うかはあなた次第です!
私は、10万円くらいするのかな〜と思っていたので、この金額でいぼ痔が無くなるんなら格安だと感じました

手術の流れ

前日の夕食は消化の良いものを20時までに済ませます
健康診断と一緒ですね

21時に下剤を飲みます

朝、普通なら排便があるんですが私は出ませんでした
その後、水以外飲まず食わずの状態で8時30分に病院に行きました

受付を済ませ病室に入りました
そこで2時間ほどかけてゆっくり少しずつ2リットルの下剤を飲みます
飲んだことある人はわかると思いますが、すんごいまずいスポーツドリンクみたいな感じのやつです

通常、半分ほど飲み終えたあたりで便意が来るんですが、私は慢性的な便秘で朝の排便がなかったので全部飲み終えるまでありませんでした
硬い便が出て、普通の便がびっくりするくらい出て、その後に蛇口から出てくる水のような勢いでジャーッと出ます
その後も水のような濁った便が続き、透明になるまで待ちます

ここまで来たら大腸カメラです
せっかく腸内をきれいにしたのでついでにカメラもやりましょうと言うわけです
上半身私服で、下はお尻部分に大きな穴が開いたものを履きます
びっくりなことになぜか麻酔なしでやりました
ものすごい激痛で3分の1くらい進んだところでギブアップしました
ここまで痛がる人は珍しいみたいなんですが、その原因がS状結腸がねじれているからでした
なんでそうなっているのかは分かりませんがそこをカメラが通過するときに激痛がするんです
結果、見えている範囲は問題なしでした
便秘の原因はおそらくコレみたいです

病室に戻り全裸で膝下までの長さの手術着のみに着替えます
痛み止めと鎮静剤の注射を打ち、しばらくして手術室に案内され手術台の上でうつ伏せになりました
ちょうど、お尻を突き出しているような格好です
点滴と血圧計、脈拍計をつけて腰に麻酔を打たれました
麻酔が効くまで15分ほど待ち、手術が始まりました
手術といっても切って縫うのではなく、いぼ痔に直接注射をすることによって腫大していた部分の血流を抑えて元の位置に癒着・固定するというものです
麻酔が効いているので痛みは全くないんですが、お尻の穴をグリグリひたすらいじくられている感じはあります
私は痔核が3つありました
その痔核一つに対して4カ所注射をするそうです
痔核の大きさや個数によって手術時間は前後すると思います
私の場合、手術時間は30分から40分くらいだったと思います

手術が終わり病室に戻りました
点滴をして麻酔が切れるのを待ちます
その間、スマホ、音楽、テレビ、ラジオなど刺激があるものは禁止でした
カーテンを閉め電気も消してただひたすら待つという感じでめちゃ暇でした
まあ、寝ちゃえばいいんですけどね
自分で排尿できたら麻酔が切れたという証拠になるみたいです
たぶん2時間くらいかかりました
おしっこが出れば点滴をしたままではありますが基本自由です

暇な時にブログを書こうと思っていたんですが、点滴の針が絶妙な位置にあって指や手を動かすと痛いんですよね
なので、ひたすら動画を見て過ごしました
大手術でもないし1泊なので気も楽でしたし、個室でプライベートも確保されているので割と快適でした
手術後は点滴しながら動画を見てご飯を食べて薬を飲む、看護師さんが体温と血圧、脈拍を計りに来る
その繰り返しでした
昼に先生に診察してもらい、昼食を食べて会計して無事退院です
退院時に薬が処方されました
抗生物質、止血剤、便を柔らかくするもの、軟膏などです
これで長年連れ添ったいぼ痔とおさらばできるので清々しい気持ちでいっぱいです

術後の経過

手術の翌日から痔核の脱出は無くなるということなので楽しみにしていました
ですが、翌日は排便がなかったので確認はできませんでした
翌々日、排便時に痔核の脱出はありません
なんだか自分の肛門じゃないような感じがしました
15年間忘れていた感覚です

自宅に戻ってからは毎食後の薬、就寝前の患部への軟膏の注入を続けています
そして1週間後、2週間後、4週間後に診察を受けます
今のところ排便時の痛み、出血はありませんが便が細く出にくいと感じます
元々便秘なので便を柔らかくする薬を処方してもらっているという状況です
しばらくすれば改善するとのことなので様子見ですね

手術を決意するまでの経緯

私が痔になったのはおそらく20代半ばだと思います
そこから15年ほどの付き合いです
あまりにも長い付き合いなので、いぼ痔が出てきたら押し込んで戻すをずっと繰り返す、それが日常なので特に気にはしていませんでした

数年前の健康診断で便潜血で要検査になってしまいました、いわゆる血便です
この時は大腸カメラをやって異常なしだったんですが、翌年もまた要検査になりました
前年にやっていたので大腸カメラをやりませんでした
この時、住宅ローンの借り替えを進めていたんですが、審査に落ちてしまったんです
今まで審査に落ちたことがなかったのですごくショックだったんですが、健康診断の要精密検査がその原因だったのではないかと考えたんです

痔が原因で機会損失になってはたまらないと思い、近くの肛門科に行くこととしました
いぼ痔は注射でしかも1泊で退院できるというので、速攻で入院の予約を取ったという流れです
思い立ったら即行動という感じですね

副作用・デメリット

手術なのでやはりノーリスクというわけにはいきません
しっかりと確認して主治医と相談して決めましょう

日経メディカル:ジオン注無痛化剤付の基本情報

主な副作用・デメリット

  • 術後約10%の人が再発する
  • 注射部位が腫れたり痛んだりすることがある
  • 肛門が狭くなったように感じる人がいる
  • 便が出づらい、残便感があると感じる人がいる
  • 直腸に潰瘍ができ出血することがある(ほとんどが半年程度で自然治癒)

私自身はまだ術後10日ですが肛門が狭くなったように感じ、便が出づらいと感じています
まだ通院もしていますし、経過観察中です

まとめ

現状、いぼ痔が出て来なくなったことには満足しています
ですが、元々便秘ということもあり便が出にくい状態が続いています
主治医と相談しながら様子を見ているという感じです

いぼ痔で悩んでいる方は一度近くの病院に相談に行ってみてもいいかもしれませんね
この手術の最大のメリットは入院が短いということだと思います
病院によっては日帰りなんてところもありますからね

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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