会社員なら問答無用で徴収されている社会保険料
毎月毎月かなりのお金が取られている感じしますよね
これ、もう少し安く抑えられないのかなー
みなさんそう思っていると思います
もしかしたらあなたの社会保険料を抑えることができるかもしれませんよ!
・結論
標準報酬月額をコントロールできる人は社会保険料を抑えることができる
解説します
・社会保険料とは?
まず、そもそも社会保険料って何のためのお金なのか
それは社会保険制度のための保険料で国に納めるお金です
では社会保険とは何なのか
- 医療保険
- 年金保険
- 介護保険
- 雇用保険
- 労災保険
の総称です
https://www.chicago.us.emb-japan.go.jp/nihonnosyakaihosyouseido.pdf
出典 厚生労働省
・標準報酬月額とは?
ざっくり言うと、4月・5月・6月の給料の総支給額の平均を標準報酬月額表にある等級に当てはめたものです
出典 株式会社セルズオフィシャルサイト
・それで何が決まるのか
社会保険の中で標準報酬月額を基準に1年間の保険料が決まるのは
- 医療保険
- 年金保険
- 介護保険
この3つです
- 雇用保険は毎月の総支給額に業種ごとの保険料率を掛けて計算します
- 労災保険は事業主が全額負担です
注意点
社会保険料を抑えると年金の支払額が下がります
そうすると、受け取るときの保険料が変わってくるので注意が必要です
・例)私の場合
標準報酬月額表によると等級は
- 健康保険 1〜50等級
- 年金保険 1〜32等級
と、結構細かく分かれています
分かりやすくするため私の場合を例にしてみます
令和3年度の私の4〜6月の平均総支給額は523,615円だったので標準報酬月額は53万円となり表に当てはめた等級は
- 健康保険が31等級
- 年金保険が28等級
そうすると
- 健康保険料 26,076円
- 介護保険料 4,770円
- 厚生年金保険料 48,495円
といった具合に毎月の保険料が決まっています
※保険料は毎年変わります
もし仮に総支給額の平均があと1万円低く515,000円だったら等級がひとつ下がり標準報酬月額は50万円になります
- 健康保険料 24,600円
- 介護保険料 4,500円
- 厚生年金保険料 45,750円
です
その差1ヶ月4,419円
それが12ヶ月なので53,892円
結構な差だとは思いませんか?
等級がひとつ上がるだけでこんなに変わってしまうんです
私の例を見て分かるように闇雲に働けばいいというものではないんですね
給料や残業をコントロールできる人であるならばこの3ヶ月間は注意が必要です
残業を数時間するかしないかで等級が変わるなら敢えてその残業はしないというのがいい選択かもしれません
・ちなみに
さらにこの標準報酬月額は高額療養費制度にも関係してきます
標準報酬月額によって区分されていて限度額が変わります
- 26万円以下か28万円以上か
- 50万円以下か53万円以上か
- 79万円以上か83万円以上か
ここが区分の分かれ目になっています
出典 協会けんぽ
そう、私がちょうど50万円か53万円かの分かれ目だったんです
例えば総医療費が100万円だったとします
標準報酬月額が50万円だった場合は自己負担額が87,430円
標準報酬月額が53万円だった場合は自己負担額が171,820円
なんと、84,390円も変わるんです
まあいいかで済まないレベルですよね笑
高額療養費制度は以前私のブログでも取り上げましたので参考までに
・まとめ
小さなことかもしれませんが、人によっては社会保険料は抑えることができるんです
ただ、等級の上限に近い人がひとつ下の等級に下げるのは割に合わないのでおすすめしません
ですが等級の下限にいる人にとってはやって損は無いと思います
ただ給料や残業をコントロールできるという人に限られてしまのが残念ではあります
幸い、私の仕事は残業をコントロールすることができるのでなんとかがんばって標準報酬月額を50万円に抑えてたいと思います
みなさんも一考の余地があるんではないでしょうか
ありがとうございました
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